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自殺サイト はじめに

「真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。自殺ということだ。人生が生きるに値するか否かを判断する、これが哲学の根本問題に答えることなのである」

不条理の哲学で知られる20世紀フランスの作家、アルベール・カミュは、『シジフォスの神話』の冒頭に、こう書いています。

シジフォスは岩を山の頂まで運びあげますが、岩はその重みですぐに転がり落ちてしまいます。運び上げては転がり落ち、また運び上げては転がり落ちる。無意味で、希望の無い労働を永遠に繰り返すシジフォスの努力に、人生の実相を見る人も少なくありません。

ドイツの哲学者ニーチェは、キリスト教をはじめとする一切の既成の価値を徹底的に破壊し尽くした果てに、人生の新たな価値を創造しようとしました。それは意味なき生の繰り返しを肯定することで、生の頂点が得られるというものでしたが、ニーチェ自身は発狂し、死んでいます。

相次ぐ少年犯罪をどうするか、激論が交わされたテレビ番組のさなか、「なぜ人を殺してはいけないのか」の一高校生の問いに、識者たちの回答はありませんでした。以来、この問いはさまざまな視点から論じられましたが、未だ正面から答え切った人を知りません。

一見、平凡な日常は、実は最も根本的な問題から目を背け続けています。そして人々は、心の空虚を抱えたまま、それに驚きもせず、ただ漠然と生きています。

果たして、人生は生きるに値するものなのでしょうか。

なぜ、どんなに苦しくても、自殺してはいけないのでしょうか……

 

自殺サイト 目次

Chapter1
NHK「にんげん広場21いのち」より
どうして自殺をやめないのか 11人の若者の証言

Chapter2
生きる意味を求めた人々
誰か私の居場所を知ってますか?

Chapter3
「絶対死ぬなと教えよ!」 文部科学省の悲鳴
止まらない自殺と教育に欠落した「生きる目的」

Chapter4
大量自殺時代と若者の死生観
「命は大切です。わかっているけど理解できない」

Chapter5
芥川龍之介 思索の果ての自殺
「何か僕の将来に対する唯ぼんやりとした不安である」

Chapter6
20世紀は人類を幸福にしたか
NHKスペシャル「世紀を越えて」より

Chapter7
江藤淳の自殺と識者の自己矛盾
「乞う、諸君よ、これを諒とせられよ。」

Chapter8
死後の不安と自殺
「死に向かわざるをえない生」の悲劇

Chapter9
人生は無意味なのか?
トルストイの結論と生きる目的の解明

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『絶対に自殺はしないで』
私が自殺を思いとどまった理由(40代 女性)

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リンク集
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なぜ死んではいけないのですか
2005年 浄土真宗 親鸞会 会員有志